Magic Academy ~禁書に愛された少女~
「あぁっ!やばっ!」

あたふたと着替える。
顔も水でぱしゃぱしゃやる程度に、荷物をひったくって駆け足で部屋を出る。

「いってきます!」

バタン!とドアを閉めたところで、ちょうどお隣の部屋からうみが出てきた。

「あ、おはよう!」

「おう、おはよう」

ふと、昨日の夜、一緒にご飯を食べていたことを思い出す。


そういえば、気がついたらベッドの中にいたけど…


ちらりとうみを見る。
だが、そんなそらに気づいて、うみは首を傾げながら、どうした?といつも通りの様子で聞いてきた。

< 186 / 199 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop