共鳴り
「…俺、これからどうされるんですか?」
恐る恐る問うと、彼女は目を丸くして俺を見た。
そして「ホントに何も聞いてないのねぇ。」なんて言いながら、他人事のように笑う。
「アンタはね、ここであたしと過ごしながら、お勉強をするのよ。」
「…勉強?」
「女を地獄に落とすための、お勉強。
まぁ早い話、アンタはあたしとセックスすんの。」
セックスをする?
わけがわからなかったし、それ以前に俺、この人とヤるとか絶対無理やし。
それってまるで、国宝にべたべた触る行為と同じようなもんやと思った。
レイコさんは、それくらい完璧だったんから。
クソガキの俺でさえも、ヤれって言われてヤれるような存在やなかった。
「言っとくけど、アンタにNOって言葉はないの。」
まるで俺の迷いを射抜くような、そんな台詞。
「…レイコさんは、そんなんで良いんですか?」
「何が?」
「俺とヤれって命令されて、わかりました、って素直に聞いて。
けど、そんなんさすがに無理でしょ?」
言うと、彼女はあからさまにため息を吐き出しながら、やっぱり馬鹿な子、と宙を仰ぐ。
「アンタにはね、これから女の全てを教え込んであげる。
それが嶋さんのシノギになるのよ。」
そこに良い悪いなんかないわ、と。
俺は馬鹿やから、やっぱり意味がわからんかった。
そんな俺に、彼女は俺がこれから与えられる仕事を話してくれる。
恐る恐る問うと、彼女は目を丸くして俺を見た。
そして「ホントに何も聞いてないのねぇ。」なんて言いながら、他人事のように笑う。
「アンタはね、ここであたしと過ごしながら、お勉強をするのよ。」
「…勉強?」
「女を地獄に落とすための、お勉強。
まぁ早い話、アンタはあたしとセックスすんの。」
セックスをする?
わけがわからなかったし、それ以前に俺、この人とヤるとか絶対無理やし。
それってまるで、国宝にべたべた触る行為と同じようなもんやと思った。
レイコさんは、それくらい完璧だったんから。
クソガキの俺でさえも、ヤれって言われてヤれるような存在やなかった。
「言っとくけど、アンタにNOって言葉はないの。」
まるで俺の迷いを射抜くような、そんな台詞。
「…レイコさんは、そんなんで良いんですか?」
「何が?」
「俺とヤれって命令されて、わかりました、って素直に聞いて。
けど、そんなんさすがに無理でしょ?」
言うと、彼女はあからさまにため息を吐き出しながら、やっぱり馬鹿な子、と宙を仰ぐ。
「アンタにはね、これから女の全てを教え込んであげる。
それが嶋さんのシノギになるのよ。」
そこに良い悪いなんかないわ、と。
俺は馬鹿やから、やっぱり意味がわからんかった。
そんな俺に、彼女は俺がこれから与えられる仕事を話してくれる。