いざ!!咲蘭学園へ
バサッ…
あたしは東城から
雑誌を取りあげた。
「おい、返せよ。
それ、結構高いんだぞ!!」
「やだ。出てくれたら返す。」
「はあ?」
「大食い大会に出るだけでいいから!!」
「…………。」
「お願い、お願い、お願ーい!!」
あたしは顔の前で手を合わせて
必死にお願いをした。
少しの沈黙の後、東城が
「………分ったよ。出てやる。」
と言った。
「本当!!?」
「ああ。出るだけだぞ。」
「うんうん!!」
東城は小さく溜め息をつきながら
スッと立ち上がった。
「よし!!じゃ、行こう!!」
あたしは東城の腕をつかんで
走りだした。
「お、おい!!雑誌は?」
「大会が終わってから!!」
「なっ!!」
「取りあえず、今は走って。
大会に間に合わないから!!」
あたしが走りながら振り返ると
東城はあたしを睨みながら
「絶対返せよ。」
と言った。
「うん!!」
あたしは満面の笑みでそれに答えた。