18歳の女王様~うちらの選んだ道~
そして次の日。

ハルカは少し遅刻したけどちゃんと学校に来た。

『実花、おはよ~マジ今日朝4時まで飲んでたから辛かった。。』

あきらかに眠そうなハルカ。

『大丈夫?今日からビラ配りなんだよ??』

『うん!!実花と一緒だからがんばるぅ。。。』

ハルカはそのまま机にもたれ眠ってしまった。

よっぽど疲れたんだろう。

私は起こすのもかわいそうなのでそのままにした。

うちの学校なんて授業中に眠っても誰も文句言わない。

ケータイ使ってても、お菓子食べてようが関係ない。

注意すればヤンキーはすぐに先生にキレ、教室を出て行く。

だから先生もいちいち注意するのがめんどくさかったんだと思う。

入学して半年。。

40人居たクラスメイトがもう半分もやめていた。

一度も話さず名前も知らないクラスメイトほとんどだった。

そんな私達だけど唯一2人だけよく話す友達もいた。

ひとみと由美だった。

この2人もあまり学校には来なかったけど来ると放課後遊びに行く仲だった。

そんな由美が話しかけてきた。

『なんか、ハルカ大丈夫??カナリ疲れてんじゃん?』

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