国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
ウルウは、レアの瞳を真っ向から受けると、いつもはへの字に曲がっている口元をおもむろに開いた。
「そうね。私も、悩んだことがありますよ。
実の両親が死んだとき、私はどちらも最期を看取ることはできなかったから」
ウルウの瞳が、炎とともに、ゆうらりと揺れた。
「でも、先ほどご家族は健在だと」
「ええ。私を養女にした貴族の両親は生きているわ。
でも、私を産んだ、血の繋がった家族は、もういないわ」
レアの瞳がウルウを飲み込みそうなほど大きく開いたのを見て、ウルウはふっと笑みをこぼした。
「私はね、女の子に恵まれなかった貴族の家に、養女として引き取られたのよ。
もっと正確に言うなら、大勢の養女候補の奴隷として、ね」
奴隷・・。
レアは、自分が売られたときのことを思い出して、
さっきまで興奮していた自分の体温が、一気に背筋から奪い取られた心地になった。