国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

その時、開け放された扉から、ドシドシという乱暴な足音が聞こえてきた。

それは、徐々にレアのいる部屋に近づいてくると、そこでピタリととまった。


ドアに背を向けていたレアは、その足音の主を見て、思わず立ち上がった。



・・誰だ?なんで神殿に男がいるんだ?



ラウススは、扉の前に呆然と立ち尽くす人物を、怪訝そうに眺めた。

自分がレアに会うのに、かなりの時間と労力を要したのに比べて、その男の訪れは、まるで神業のような速さに思えた。


「レア、ここで何をしている!!その男は誰だ!なぜ男と二人きりでいる?!」


「あなたこそ、妹に何のようです。僕は正式に面会を認められてここにいます。

それに、二人きりではありません。ちゃんと立会人がいるのが見えませんか?」


男の尊大な口ぶりに、ラウススは毅然とした態度でレアを背中にかばった。


「兄さん!この方はマルス王です!」


腕を組むように引っ張って、レアはラウススに自分の方を振り向かせた。



・・この男が、王だって?!



レアの言葉に、さすがにラウススは青くなった。






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