国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

「申し訳ありません。

また侍女が何か余計なことをあなたに吹き込みましたか?」


「いいえ。私があなたのお顔を拝見したくなったのよ。

お邪魔なら帰りますが」


ニュクスが柔らかに微笑むと、マルスの顔に刻まれていた険が薄くなった。


「1週間ほど会っておりませんが、ディアは元気にしてますか?」


義妹の話をして、マルスは暗にニュクスを引き止めた。


彼は、なぜかいつも義母のこの笑顔には逆らえなかった。




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