国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
「あなたは、王の光になれる方ですね」
あまりに唐突なニュクスの言葉に、レアは、は?と素っ頓狂な声を上げた。
「ニュクス様?」
「あぁ、おかしなことを言ってごめんなさい。
でもね、あの方が一人の人間に執着するなんて、今までにないことだから」
ニュクスは、さも楽しげに、ふふ、と笑う。
その顔には、まったく邪気はなく、心の底から思うがままを声にした感じだった。
「あなたは、王のことをどうお思いですか?」
「王は神の代理人です。私たち巫女が、誠心誠意お仕えするかただと思っております」
ニュクスの意図がよみきれず、レアは、四角四面の応対をした。
ニュクスは、魅力あふれるその瞳を丸くしたかと思うと、おかしそうに、ぷっと拭き出した。
「そうではなくて!」
レアの不思議顔を覗き込むようにしてニュクスが小声になる。
「そうではなくて、女としての意見を聞いているのです。
マルス王を男としてどうお思いか」