国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
・・いけない!
ここは、王族専用の禁域だったのだわ。
王族の住まいは、ウェスタ神殿に接して建っている。
王族は神殿に自由に出入りできたが、その逆、
つまり、巫女が王族の領域に出入りするには、特別な許可が必要だった。
もちろん、夜回りをしているだけのレアが、許可など持つはずはない。
「申し訳ありません!!」
レアは振り返って、勢いよく頭を下げた。
恐ろしくて、とても頭をあげられない。
顔など見なくても、男からは人を威圧するに十分な気配が漂っており、
レアはぎゅっと目を瞑った。