国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
16歳までに巫女としての能力がないとみなされれば、
巫女見習いは、即刻ウェスタから追放されることになる。
その能力の中には、“規律を厳守できる”
というものもあり、一つでも破れば、追放は免れなかった。
レアの同期である巫女見習い200人のうち、巫女としての資格を与えられることになったのは、
わずか15人だ。
巫女になるには厳しい修行があり、なってからも特に家族に支援があるわけでもない。
30年間の任期をつとめ上げれば、その後の生活は保障されるが、
巫女である間は、衣食住の現物支給があるのみだ。
名誉以外の、なにもない辛い役目。
そのため、巫女見習いの少女は、レアのように、奴隷として売られてきたものが大半を占めていた。
追放されれば・・、当然レアには、今さら帰る場所などなかった。