国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

ウルウのいなくなった部屋では、サラが居心地が悪そうにもじもじとしていた。


「どうかなさって?」


サラの落ち着きのない様子を見て、ディスコルディアは、にこりと完璧な笑みを見せる。


「い、いえ!もうしわけありません。こんな素晴らしいところに入るのは初めてで緊張してます」


サラの答えに、満足するかのように、ディスコルディアは、そうでしょうね、と答えた。


レアはというと、この部屋に入ったときから、強い違和感を感じていた。

ディスコルディアが起きていたことにも驚いたが、それ以上に何かひっかかるものがあった。



そうか、服装だわ!



レアは、ディスコルディアの服装が病人の着る物にしては、派手なのだと思い当たった。

彼女は、王族の正装に近い格好をしていて、頭には見事な髪飾りが揺れている。

化粧も完璧に施されているし、胸元にも沢山の宝飾品がぶら下がっていた。



体が辛いというのに、こんなにも見た目を整えるものかしら。



レアは、まじまじとディスコルディアを眺めた。

< 261 / 522 >

この作品をシェア

pagetop