国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
二人の祝辞を受け、ディスコルディアは、どうもありがとう、と優雅に微笑んだ。
・・レア?どうしたのかしら。
サラは、隣にいるレアの様子がおかしいのに気付いた。
顔は血の気が引いたように色を失っているし、どうやら震えているのは気のせいではないらしい。
サラは、なにか退出するためのうまい言い訳はないかと、いつもは働かさない頭を回転させていた。
「そうだわ。私、お二人にお願いがあるの」
ディスコルディアが、笑顔を絶やさず、人懐っこく話しかけてきたので、
サラは、思考を中断して、大きな声で、はい、と返事をした。
「私、お二人が気に入ったの。ぜひお友達になってくれないかしら」
「えぇ?!そんな恐れ多いこと、無理に決まっております!」
ディスコルディアの提案に、サラは両手と顔をぶんぶんと振って拒否を表した。
「あら、いいじゃない!ねぇ、レアさん?」