国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
レアは、泣くまいと必死に唇を噛み締めた。
規律を犯した自分が、全て悪いのだ。
泣くべきではないと思った。
「年は?」
「16歳になります」
・・16で名前がレア?
男は、その名前に心当たりがあるようだった。
「もしや、お前は、今年の主席合格者か?
明日、上級巫女の称号を授けられる?」
「は、はい。
そうでございます」
レアは驚いて、目をみはった。
自分の名前を知っているということは、明日の儀式に顔を出す人間に違いない。
明日行われる儀式に出席できる者といえば、
王族の中でも、かなり高い地位を持つ人物だからだ。