国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
・・あぁ、もう何もかもお終いなのだわ。
レアは、自分が立っている足元が消えてなくなるような錯覚に陥った。
昨日まで、いや、たった数刻前まで、確かにそこにあると思っていたものが、
単なる幻に過ぎなかったのだ。
レアは、眩暈を起こしたように、ふらりと倒れかけたが、
地面には転がらずに、男のたくましい腕の中に支えられた。
「大丈夫か?」
男が、心配そうに碧の瞳を覗き込むと、その瞳から堰を切ったように涙があふれ出た。
「うっ、うっ、わた、し、私は明日からどうすればっ!」
レアは、男の晴れた日の空のように真っ青な瞳に優しく見つめられて、
思わず本音を漏らしてしまった。