国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
・・会えば、心を抑えきれなくなるからな。
会えない時間は、むしろ自分とレアにとって、有益なのだと、マルスは考えていた。
お互いの成長を待ち、胸を張って、ともに人生を歩む。
マルスの描いた未来図は、実現に向けて、徐々にではあっても、着実に実を結んでいた。
しかし、猶予もこれまで。
「レア。
俺は、まだ中途半端な王のままだが、必ず民のために、この国を良くしてみせる。
俺とともに、この国を良くする手伝いをしてほしい。
いや、違うな」
マルスはかぶりを振って、レアをまっすぐに見つめる。
「俺のために、
俺自身のために、妻になってほしい。
何物にも変えがたいほど。
お前を愛している」