国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

鳥たちのかわいい歌声が耳に届いて、レアはそっとまぶたを開いた。



もう朝?



ぼんやりと外を眺めると、草木の匂いが鼻腔をくすぐる。

いい匂いだわ、

そう思った瞬間、昨夜のことが鮮明に思い出された。



・・そうだ!

私は、昨日、禁域に足を踏み入れて、会ったばかりの男性と。



レアは、指で自分の唇をそっと撫でると、そのときの感触までもを思い出して、

首を勢いよく左右に振った。



自暴自棄になっていたとはいえ、会ったばかりの男性に触れられて抵抗もしないなんて。

私はやはり、巫女になる資格がないのだわ。





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