国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
明るい空を眺めると、昨日会った男の、やさしい瞳を連想してしまう。
あれは、どなただったのかしら。
太陽のような美しい金髪に、真昼の空のような青い瞳。
たくましい腕に、熱い唇・・。
レアは、自分が他のなんでもなく、男のことを考えていることに気づいて、
自らのおろかさを呪った。
ウェスタを追放されれば、すぐにも飢えて死ぬほかはないのだ。
男のことを考えている余裕など、自分にはないはずだった。
あぁ、今日からどうやって生きていこう。
何度考えても、行き倒れて死ぬことになりそうだ。
その時、レアは、ふと自分が夜回りを途中までしか回っていないことに気づいた。
いけない!
もしや神殿の炬火が絶えてしまったのでは?!
それに、私は、どうやって部屋まで帰ってきたの?
男に口付けられたところで、意識が途切れ、その後のことが記憶にない。