国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
いつの間にか、マリカの涙も引っ込み、少しだけいつもの元気な彼女に戻る。
「恋って、人を好きになることですよね。
レア様は、本当にマルス様が好きなのですか?
だから、口付けをお許しになったの?」
「えっ?」
マリカの突然の衝撃発言に、レアの顔はみるみるうちに真っ赤に染め上がっていく。
「な、何を言っているの、マリカ。
私、私は」
レアだけでなく、ラウススも固まって、言葉が出てこない。
レアと、王が、なんだってぇ?
「私、見たんです。
炬火(たいまつ)の下で、お二人が口付けをしているところ」
マリカは、レアとラウススの動揺など、まるで関しないようだ。
さらっと言ってのけると、わくわくしたように、レアの方に視線を向けた。