国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
ロカは、自分の後ろに誰もついてこないのを見て、軽く眉を上げた。
「どうした?来ないのかい?」
「敵か味方かもわからないのに、そうそうついていけるか!」
ラウススは、自分が嵌められて、こんな状況に陥っているだけに、
ロカに対して、簡単に警戒心を解くわけにはいかなかった。
「あははは。いい心がけだな。あんた、長生きするぜ!
・・・でもな」
ロカは、一瞬にして、へらへらとした笑いをやめ、野生の獣のような鋭い目つきになった。
「今は、俺についてこい。死にたくなきゃな」
一段低い声が、ラウススを震え上がらせ、ぴんと張り詰めた空気が流れる。
「な~んてね!
ま、俺が信用できなきゃそれでもいいけど、今は、俺と来たほうが利口だぞ。
なんせ、これからこの王宮は、戦場になるんだからな」
ロカは、再びへらへらと笑ったが、
「戦場?どういうことです!」
レアは、彼に負けないくらいの迫力で、詰め寄った。