国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

「レア。今日は大事な式典の日です。

あなたは、主席として特別に上級巫女の称号を与えられます。

私が神官長になってこの5年、いいえ、この100年の間に、

巫女見習いから、下級、中級を飛び越して一気に上級巫女になったのは、あなたが初めてです。


粗相のないように、しっかりと支度して、くれぐれも傲慢にならぬよう、お勤めを果たしなさい」


その穏やかな顔つきからは想像もできないほどの、霊気を放つウルウの言葉に、

レアは思わず身をかがめて、返事をした。


「はっ、はいっ!!

決しておごらず、神とこのウェスタ神殿のために、精一杯努力いたします」


それは、ほんの昨日まで、間違いなくレアが心の底から思い続け、口にしてきたことだった。









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