国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
少女たちの中央にいる、ひときわ輝く金の髪を持つ少女は、大きな声で笑っていたが、
レアを視界の端に捕らえると、急に不機嫌になり、目を吊り上げた。
「いや~ね。
奴隷上がりと同じ場所を、歩かなきゃいけないなんて」
少女がそう言うと、周りに付き従っている少女たちも、一斉に呼応し始める。
「ほんとですわね。
いきなり上級巫女を拝命するなんて、一体どんな手を使われたのかしら」
「怖いわねぇ。ウルウ様は、一体何をお考えなんだか」
「行きましょう、シギネア様。
あなたのような方が、こんな娘とすれ違うなんて、耐えられませんわ」
少女たちが口々にレアの悪口を言う間、彼女は目を伏せたまま黙ってそれを聞いていた。