国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
シギネアと呼ばれた少女は、レアを睨みつけて、言い放った。
「あなたのような身分の方は、ここから先に入らないでちょうだい。
ここは、神官が住む棟なのよ。奴隷あがりのあなたとは違うの」
「・・申し訳ありません」
レアがあやまると、シギネアはふんっ、と言いながら方向を変えて歩き出した。
その後ろから、ぞろぞろと少女たちがつき従う。
「もうっ!なんなのよ、あれ。むかつくったら!」
レアがため息を落とす前に、柱のわきに隠れていたサラがひょっこり顔を出した。
「サラ!あなた何してるのよ!」
「何って、レアを探しにきたのよ。部屋に行ったらいなくて。
向こうから歩く姿が見えたから走ってきたのよ」
サラは、身振り手振りをつけて、レアの前で一人芝居のように大げさに説明した。