国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
「やだ、やめてよ、ロカおじさん!」
「いやだね!お前は、ほんっとに、かわいい!
食っちまいたいくらいだな」
ロカは、嫌がるナナスを胸に引き寄せると、背中から抱きつくような格好になって、
自分の顎を、ナナスの頭に、ぐりぐりと押し付ける。
「もうっ、ロカおじさんってば~」
あははは、と、空へ突き抜けるような笑い声をあげたあと、ロカは、急に神妙な顔つきになった。
「なぁ、ナナス。お前、男同士の約束、守れるか?」
男同士の約束と言われて、ナナスも引き下がるわけにはいかない。
「当たり前だろ!!」
元気一杯に返事をした。空色の瞳が、ぐっと引き締まって、真剣な表情になる。
ナナスの男の子らしい態度に、ロカの口元がほころんだ。
「よし、じゃあ、ちょっと耳かせ。母さんには、内緒だからな」
ロカは、ナナスの耳元に何か囁いた後、
どうだ?嫌か?
と、彼の顔色を窺った。
「いいよ。母さん、ずっと一人で苦労してきたんだ。母さんが幸せなら、僕も幸せだから」
その言葉に、ロカの目じりは、めいいっぱい下がり、ナナスは再び、ロカのおもちゃと化した。