国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
ロカは、レアの質問の意味が飲み込めないようだった。
少しして、その意味に気付き、慌てて否定した。
「あぁ、違う違う。あんたのせいじゃねぇよ。
ちょっと、妻がな」
「奥様?」
「この前は、息子にだけ会って、あいつにゃ会って行かなかったんだよ。
少しばかり急いでたからな」
「まぁ!それはひどいわ!」
やっぱ、そっかぁ?と、ロカは、苦笑いした。
「奥様を愛してらっしゃるんでしょう?」
「ん~、そうだな。信頼してるかな」
「信頼って・・・愛ではないのですか?」
「そうだなぁ。広い意味では、愛って言えると思うけど、
俺の心は、一人の女にやっちまったからなぁ」
ロカは、遠い目をして、空を眺めた。
それは、いつも本性を見せないロカが、長い付き合いになるレアに初めて見せた、彼の真実のようだった。