国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
緊張から開放された安堵感と、愛する男に抱かれた幸福感で、レアが穏やかな眠りから目覚めた時、
太陽はかなり高い位置にあり、部屋の中はすっかり明るかった。
・・いけない!寝過ごしてしまったわ。ナナスは!
飛び起きようとして、背中から自分の腹に回された、たくましい腕に気づく。
・・そうだったわ。昨夜。
レアは、振り返って、マルスが自分の隣にいるのを確認すると、そっと頬に手を伸ばした。
温かい人肌は、昨夜の出来事が夢ではないことを物語っている。
レアは、マルスを起こさないように注意しながら、彼の腕をどけて体をずらした。
「きゃあ!」
そのとたん、マルスの腕がレアの体を寝台に引き戻し、前よりもぴったりと体が重なってしまった。
背中に感じる温もりとともに、うなじにかかる吐息。
一気にあがる体温に負けないように、レアは大きな声を出した。
「マルス様!起きているなら、そうおっしゃって下さい!
私、息子の様子を見に行かなければ。街に置いてきたままなんです」
聞こえているのかいないのか、マルスはレアの背中に唇を落とした。