国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
身支度を終えたレアが、寝室から続く扉をくぐって隣の部屋へ入ると、
そこには、懐かしい顔ぶれが揃っていた。
「ウルウ様!サラ!!」
「きゃ~、レア!!久しぶり~!」
一瞬で、過去へとさかのぼる。
まるで、10代の少女のように抱き合ってはしゃぐ二人を、ウルウは咳払い一つでたしなめた。
「「すみません」」
「あははは。レアも神官長も、ウルウの前では、たじたじだな」
俯く二人を見て、マルスは大げさに笑い声をたてる。
「“神官長”も?」
レアが驚いてサラの顔を見ると、親友は片目を瞑って見せた。
「まぁ!サラ!すごいわ。この年で、神官長だなんて!!」
ウルウでさえ、神官長となったのは、40歳になってからだ。
その事を思えば、サラが神官長になるのは異例の出世と言えよう。
「まだまだ、半人前の神官長ですがね」
ウルウの嫌味を、は~い、頑張りま~す、とサラは軽くかわした。
どうやら、表面上の言葉とは裏腹に、二人の関係は良好のようだ。