国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
窓から差し込む、沢山の光を浴びて、ナナスの瞳がきらきらと輝いた。
「男同士の誓いを守れるなら!」
無邪気なナナスの声に、部屋の中の空気が一気に和らぐ。
「なんだ?」
「絶対に、お母さんを泣かせないこと!
男は、女を守ってやらなくちゃ、いけないんだ」
・・ナナス。
いつの間に、こんなにたくましく成長したのか。
あまりに近くにいすぎると、見逃してしまうものなのか。
それとも、いつまでも子供のままでいてほしい願望で、自分が目を塞いでいたのだろうか。
レアは、我が子の言葉に、思わず目を瞠った。
「あぁ、必ずだ。約束する!」
マルスの力強い言葉に、ナナスは、満足したように、にっこり笑うと、
自分の後ろにいる、レアの顔を見上げた。
「良かったね、お母さん!」
「えぇ。本当に。幸せすぎて、どうにかなってしまいそうよ」
レアの大きな瞳から、じんわり染み出した涙に誘われるように、ウルウとサラも、思わず涙した。