国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
中に入ると、そこにはいくつもの家具が配置されており、
そのひとつひとつが一見して高級品であるのだろうと想像される。
部屋の中央まで進むと、とても香ばしい匂いが漂ってきて、
レアは朝食を食べていないことを思い出した。
「よく来たな!」
とうとつに部屋の奥からかかった声に、レアは心臓が飛び出るかと思った。
聞き間違えるはずがない。
そのよく通る低い声は、ほんの2日前に初めて聞いて、自分の運命を握ってしまった人物のものだ。
「レアを連れてまいりました」
王は二人に座るように促すと、うつむくレアを見て、
おもちゃを与えられた子供のように嬉しそうに笑った。