国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

3人では食べ切れそうもない大量の料理が、机の上に並べられていく。


「遠慮せずに食べよ」


マルスは、豪華な食事に目を白黒させているレアを見ると、

彼女がこれらを気に入ってくれると確信して、破顔一笑した。


しかしレアは、料理を前にしても、一口も口をつけないばかりか、哀しそうな瞳の色をした。



・・なぜだ?巫女たちはいつも質素な生活をしていて、

食事もあまり豪華ではないと聞いていたのに。



マルスは、ただ単純にレアに昨日のねぎらいと、上級巫女の授与を祝ってやりたかっただけだった。

それだけに、予測と大きくはずれたレアの態度が気に入らなかった。



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