国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
ウルウは、レアの考えていることがなんとなく分かる気がした。
かつて自分も、ほんの少し悩んだこと。
だが自分は、時間とともにその感情に蓋をして、今ではそんなことに悩んでいたことすら忘れてしまいそうだった。
「料理が気に入らないのか」
ぶっきらぼうに発せられるマルスの口元からは完全に笑みが消えていた。
一体何が気に入らないというのか。
自分は、レアが王族の禁域に入ったことにも目をつぶり、上級巫女となることも認めてやった。
しかも、一般の貴族でさえもてなしたことのない自分の私室で、
巫女の身分では一生かかっても目にすることさえないほどの珍味を用意させたのだ。