国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい

レアは、マルスの不興を買ったことに気づいたが、やはりこの豪華な食事に手をつける気にはなれなかった。


「あの・・」


レアが口を開くと、幾分かマルスの表情が緩んだが、

次の瞬間、マルスの表情は前にもまして硬くなった。


「マルス様。

今日は、私のようなものを、王宮に入れていただき、お食事の席にまでつかせていただき、ありがとうございます。

ですが、どうかお許しください。

私はこの食事をいただくわけには参りません」


レアはきっぱりと断わりを述べると、そのまま椅子から降りて床に手をついた。



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