国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい
飲み物を追加しようと部屋に入ってきた侍女は、
不穏な空気を感じ取って、そそくさとその場を離れた。
侍女の足音が消えると、レアは慎重に言葉を選んで口にした。
この場で首をはねられたとしても、それは仕方のないことだ。
「私は、神官でも貴族でもありません。
ましてや王族でもありません。
私には、毎日一緒に汗を流し、苦楽をともにしてきた友人がおります。
故郷には、私を産み育ててくれた母がおります。
この国の全ての者たちが、ここに並ぶのと等しく同じ食事をいただけるというのであれば、
ありがたく、食べさせていただきます」