国王陛下は純潔乙女を独占愛で染め上げたい



・・レアの力か。



ただの何の変哲もない16歳の少女。その力を認めているのは今のところは自分ひとり。

しかし、その輝きは、おのずと人々の知るところになるだろう。



・・レアの輝きに気づいた2人目の人物となられたようですね。



ウルウは、マルスの落ち着いた瞳を見て、こぶしを握った。


マルスは、組んでいた腕をとくと、肘を机につけてレアを説得するように話し出した。


「お前は、王も民も等しく同じものを食べるべきだと、

そう思うか?」


マルスの言葉に、はっとしてレアは顔を上げた。

やはりマルスは自分の言葉に怒っているのだ。

しかしマルスと目が合った瞬間、どうやらそうではないらしいと気づいた。




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