ワケありな三人
バイトも終わり、自宅アパートへ帰る途中のことだった。





自販機の下や、釣り銭口を調べている女の子を見かけた。





見慣れた光景だったが、明かりに照らされた顔を見て我が目を疑った。





「か、かわいい。」





一目惚れだった。





しかし、こんなかわいい子があんなはしたないことをしてるなんて。





できることならお金を恵んであげたいが、あいにく給料日前でスッカラカンだ。




そうこう考えてるうちに、女の子はいなくなっていた。
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