LOVE IDIOT
放課後―――――・・・
「起立!礼!」
『ありがとーございましたー!』
「はい、気をつけて帰れよー」
結局、全授業は悩みっ放しだったなぁ。
返事、どうしよう・・・
ガタンッ
「!」
「あたたたぁ・・・」
なにか後ろの方で誰かがこけた様な音がした。
ふっと見てみると、
「さ、斉藤さん・・・?」
「あ・・・」
「はい、飴」
「あ、ありがとう」
夕焼けが綺麗な家路、私はひょんなことから斉藤さんと一緒に帰ることになっていた。
華が余計なことを言うから・・・!
『ごっめーん!!実は今日、一年の子とケーキ作らないといけないんだー☆』
なんだその無鉄砲な理由は!!
だけどさすがに斉藤さんの目の前ではそんなこと言えない・・・
で、ただいまの状況。
「・・・」
「・・・」
飴を噛む音だけが二人の間で響く。
「・・・あの、早瀬さん」
「え、はい!」
急に話をふられて驚く矢先、斉藤さんは空気を読めないのか、唐突に聞いてきた。
「は、早瀬さんは・・・そ、その・・・に、二年の佐山、先輩のことが・・・す、好きなんですか・・・?」
「(っぶ!?!?)」
本当にびっくりしすぎて飴玉、喉に詰まらせそうになったよ。
私は少し咳をして、話始めた。
「ち・・・そ、そんな訳ないじゃないっすか斉藤さん・・・た、ただの幼馴染―――――」