労働の価値 その1(TYPE 1)
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こういう例を考えよう。

イギリスの毛織物は、
はじめ手作業で作られていた。

このとき1日で手織りの職人が作る量が、
たとえば1kgだとしてみる。

この織物業は機械化が進められ、
その結果、
同じ時間で2倍の量が生産できるようになった。


たとえば機械は1日で2kg、
織物を生産したと いうことだ。

ほとんどの織物業者は機械化してしまったから、
社会全体の平均としては労働1日分と いう毛織物の量は2kgになった。

一方で、
手織りの業者の1日分と認められていた生産量の1kgは、
機械化のあとでは、
社会全体の平均と比べるとその半分、
半日分だとみられるようになってしまった。

こうして、
手織りの職人は前と同じように1日働いて1kgの毛織物を作っているのに、
その労働の価値は半分になってしまったのである。



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