労働の価値 その1(TYPE 1)
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この、
交換する「価値」とは、
どういったものか。

それはまず、
「量」を示して比べるということから、
あらわれる。

それは、
商品が交換されるときに、
あらわれる。

そのとき、
たとえば、
小麦粉がこれだけで、
布があれだけ、
と、
交換する割合として、
あらわれる。

そしてその割合は、
交換するたびごとに、
変わるものとして、
あらわれる。

交換する「価値」は、
そんなふうに、
いつも変わりつづけるもの、
比べて はじめて 意味のあるものだ。

商品ひとつをとって、
そのなかにこれだけ、
と示せるような、
そういうものでは、
ない。



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