神様ねぇ‥どぅして?
『ねぇ陽菜チャン、私…まだ慶にお礼言ってないよ。助けてくれて、ありがとうって。』
陽菜「じゃー、今言いに行く?」
『うん、今言いに行く。陽菜チャン…ありがとうね!』
陽菜「えっ、何が?」
『だから、慶の事教えてくれて、それに…陽菜チャンがいたからこうやってお礼しに行けるし…』
陽菜「そんな事ないよ。ただ、あたしは、思ってる事をそのまま言っただけだよ?」
『だとしても、ありがとう!』
陽菜「わかったから速く行こう!」
『うん、てか待ってよー!』
そして、私達は慶の遺影の前に来た。
まずは陽菜チャンが先に慶の遺影の所に行った。陽菜チャンは、涙を流しながら何かを慶に伝えている。少しして陽菜チャンは戻って来た。
私も慶の所まで行った。手を合わせて私は、こう言った。
慶、まずは慶に言わなくちゃいけない事があるんだ。それは、
ありがとうだよ。陽菜チャンが言っていたけど、慶って私の事妹みたいに思っているんだよね?
だからあの時…私の事助けてくれたんだよね?普通は、自分の事を大切にするはずなのに、慶は…私の事助けてくれたよね?