神様ねぇ‥どぅして?
そして慶は、骨だけが出てきた。
私は、それを見て泣いた。泣き崩れた。私の家族に支えられながらも。
だってちゃんとしていた体が…
骨だけになっていたから…
火葬式も終わった。
私は、陽菜チャンを呼んだ。ある物を渡さないといけないから…
『陽菜チャン、ちょっといい?』
陽菜「うん、いいよ」
『あのね、実は、陽菜チャンに渡さなきゃいけない物があるんだよね』
と私が言うと陽菜チャンは、首を傾げた。
『実は、これ…』
私は、そう言うと陽菜チャンにそれを渡した。
陽菜「開けてもいい?」
私は、コクンと頷いた。
そして、陽菜チャンはそれをゆっくりと開けていく。
陽菜「これ…」
『それね慶が陽菜チャンに渡すやつだったの…実は、昨日…慶と私で雑貨屋に行って、慶が悩んで買ったやつでね。本当は、慶が陽菜チャンにプレゼントするつもりだったんだけど…事故が起きて、それで私が持っていたの…』
陽菜「そう…だった…んだ。」