天然彼氏。
「『春の宝石箱』か『エンジェル・フラワーガーデン』か……」
学校からおよそ徒歩10分の、外観がピンク色の可愛いお菓子屋さん。
君の情報の通り、店内も甘い香りと色とりどりの優しい宝石で埋め尽くされていて――。
(こんなお店に、君と二人で来られるなんて!)
綺麗に磨き上げられた透明なショーウィンドウに、顔をくっつきそうなほど近づけて、カラフルなスウィーツを見つめる君。
その目は、棚いっぱいに並べられているたくさんのお菓子たちに負けないくらい輝いていて。
「松野さんはどれが良い?」
わたしにそう問いかけてくる君の口元は綻んで、瞳は幸せそうに細められている。
(見ているこっちまで、嬉しくなっちゃうよ――!)
「え……っと、みんなどれもキラキラで……決められないです……」
曖昧な答えをどきまぎしながら必死に伝えると、そうだよねー、と頷きながら何か考え込んでいる。
「じゃあさ……」
君は思いついたように人差し指を立てると、一番奥に設置されているテーブルを指しながらにっこり笑顔をつくった。
「あそこで座って待ってて! 僕が松野さんにぴったりのスイーツを選んであげる!」
学校からおよそ徒歩10分の、外観がピンク色の可愛いお菓子屋さん。
君の情報の通り、店内も甘い香りと色とりどりの優しい宝石で埋め尽くされていて――。
(こんなお店に、君と二人で来られるなんて!)
綺麗に磨き上げられた透明なショーウィンドウに、顔をくっつきそうなほど近づけて、カラフルなスウィーツを見つめる君。
その目は、棚いっぱいに並べられているたくさんのお菓子たちに負けないくらい輝いていて。
「松野さんはどれが良い?」
わたしにそう問いかけてくる君の口元は綻んで、瞳は幸せそうに細められている。
(見ているこっちまで、嬉しくなっちゃうよ――!)
「え……っと、みんなどれもキラキラで……決められないです……」
曖昧な答えをどきまぎしながら必死に伝えると、そうだよねー、と頷きながら何か考え込んでいる。
「じゃあさ……」
君は思いついたように人差し指を立てると、一番奥に設置されているテーブルを指しながらにっこり笑顔をつくった。
「あそこで座って待ってて! 僕が松野さんにぴったりのスイーツを選んであげる!」