♂性別転換♀

初めてもんだおっぱいは、とっても柔らかく気持いい……。


なんて勧奨に浸れるわけもなく、それは俺が本当に女になったのだと現実をつきつけたのだ。


「どう、お姉ちゃん? 女の子の体は」


「うんサイコー。あんなことやこんなことを……て言うわけないだろ、このクソガキが!」


少年の胸ぐらを掴む。


女、子供には手を出さないと守り続けていたが、今はそんなこと言ってられん。


己のポリシーより、己の体の方がよっぽど大事だ。


こうなりゃこのクソガキをぶん殴ってでも、元に戻させて―――


「誰に手をだしてるのかな?」


ニッコリと微笑んで、少年は俺の眼前に右手をかざした。


んで、


「ふごっ!」
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