初彼 -ハツカレ-
「参考にはならないと思うけど、
小泉は小泉らしくしてればいいんじゃない?
小泉がそんな元気なかったら
部長も気になるだろ。
思ってる事言ってみたら…。
意外に思った以上にスッキリするかもだし
部長もそのマネージャーの事
話す機会も減るだろ。」
木積くんは立ち上がってあたしを見て
そぅ言った。
「……ぅん。ありがと」
「………強制はしないよ。
小泉が思ってる事をしたらいいと思う。
……。
もしも部長に怒られたり、
呆れられたりしたら……
いつでも言いなよ。
岩本でも中川でも、…新田先輩でも、
檜野でも、中学の時の友達でもいい。
誰かに言ってみなよ。
小泉、分かりやすいから
みんな心配するから。」
「じゃぁその時は、
木積くんに相談しようかな」
小さいけど、
ちゃんと笑えた気がした。
「俺かよ;;
岩本たちにして…;;
誠悟とか後輩でもいいから;;」
そんな事を言ってるのに、
木積くん、笑ってるんだよ……。
おかしいよね。
「頼りにしてるのですよ」
「何その日本語(笑)」
その後すぐ、「寝とけよ」
と言って木積くんは保健室から出ていった。
1人の保健室は静かで、
何だか少しだけ寂しかった。
でも、『1人だから』
思いっきり泣いて、
その後寝てしまっていた。