俺様王子と秘密の時間
側にあった四角いクッションを千秋の顔めがけて投げてやった。
ボスッ……という音とともに千秋がクッションを掴んだ。
「んだよお前、意味わかんねぇ」
キャッチしたクッションを軽く投げやると千秋は眉を寄せた。
「意味わかんないのは千秋でしょ?なんなのよぉ!ほんとにムカつく!バカバカ二重人格王子ッ!」
グスッと鼻をすすりながら目の前に居る千秋の胸をポカポカ叩いた。
今にも涙がこみあげてきそうで、何故か胸の奥が苦しかった。
「黙れ……」
「……黙んないっ!誰でもいいクセにあたしをからかわないでよっ!」
あたしは完全に怒っていた。
まだ言い足りなくて「バカバカ」と千秋の胸を叩き続けた。
その時……
「じゃあ、黙らせてやるよ」