俺様王子と秘密の時間
胸を叩くあたしの両手首を掴むと、千秋はそのままあたしを押し倒した。
「ひゃっ……」
身体がグラッと動いて、一瞬にしてあたしはベットの上に仰向けになっていた。
「黙らせるって言ったろ?」
「ちょっと……やだぁ!」
足をジタバタさせるあたしを眺めるように、千秋はあたしの頭のわきに両手をついた。
顔が近づいてきて、あたしはまた千秋にはぐらかされるんだって思いながら堅く目を閉じた。
あれ………?
いつまでたっても何も起きない。
あたしはそっと目を開けると、呆れた表情をした千秋が映った。
「お前なぁ……」
「へ?」