【中】好きになりました、付き合ってください!!
ギュッ




「わっ」


大好きな亮佑くんの腕に包まれて、胸の音が聞こえた。


「……びっくりさせんなよ」


小さく呟く亮佑くん。


「莉子のことは、どうしてやることもできないんだけど……今の俺には真里亜だけだから」


トクン


「しかも慣れてねぇし!!こんなドキドキしたことないっつーの、バカ」


ふえ?


「でも……それって嫉妬?だったら少し…うれしいかも」


「え?」


嫉妬?うれしい?


「俺だけじゃないんだな」


「へ?」


意味がよくわかんない。


「でもそうだな。莉子の話、ちゃんとしようか…」
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