思い出に変わる時・・・・
「お前らLove×2すぎ~」


怒られているような…


ひやかされているような…


くすぐったい感じ。


藤田は調子に乗って私を後ろから抱き締めてみたりする。


最近、マンガで読んだ事のあるような光景の中にいつも自分がいて、


いつも夢の中にいるみたい。


自分でも信じられない・・・


今日は人数の多さに部屋の中がムッとしている。


「帰ろう~」


私と彼は外に出た。


彼は私の落書きだらけのアホカバンと、自分のカバンを持つ。


「藤田のカバンも落書きする?!」


「何で?!」


「藤田は私のものです=3 って書いていい?」


いいと言われると分かっていて上目づかいに聞く…


「そんな事わざわざ書かなくても菜緒のものって、皆知ってると思うけど=3」


『誰も入ってくる隙間がないくらい分かってほしい=3』


『もっともっと知って欲しい~』


「書いていい?」



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