記憶の破片
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今はこの2人の他に沖田さんがいる。


総さんは沖田さんの生まれ変わりだもの。



「沙江ちゃんは、総司を捜しているんだってね」



大和さんのこの言葉は私の問いかけを肯定させる言葉だった。



「…はい」



「今、待ってるのは総司?」



このとき、私は大和さんの声がより真剣なものなったことに気づけなかった。


俯いていたから大和さんがどんな表情をしていたのかも。



「…総さん…覚えてないんです……私をした、約束を…」



「沙江ちゃん…」



「今の話、なに?」



大和さんがなにか言おうとした声と、私が待っていた人の声が重なった。



「…そ、さん」



こんな間近まで来ていたのに、総さんに気づかなかった。


頭の中が沖田さんでいっぱいで。



「…俺、お前と約束なんてした?」



「総さん…」



バクバクと心臓が暴れる。


なんて言ったらいいのか、わからない。



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