感方恋薬-知られざる月の館-
「改善案を提示しなさい」


「は、改善…案、ですか?」


「そう、今後二度とこの様な不始末を仕出かさないと宣言すると同時に、万人が納得できる、部活の安全確保案を提示しなさい、さもなけば」


「さも、なければ?」


「廃部です」


あたしは、一瞬生徒会長の顔を凝視した。


「ちょ、ちょっと待って、いきなりそんな、廃部なんて、あんまりです」


「だから、ちゃんと条件を付けたでしょ。改善案さえ承認されれば、廃部にはならないわ。それとも、他に良い案が有りまして?生徒会としても、校舎を破壊しまくる部の活動を野放しに出来ない事は、分かるわね」


う、胸元に拳銃の銃口を突き付けられた様な感覚に襲われて、あたしは何も言い返す事が出来なくなった。
< 152 / 219 >

この作品をシェア

pagetop