感方恋薬-知られざる月の館-
「校舎を爆破できる頭が有るんなら、それくらい簡単でしょ?」


「残念ながら僕には文才と言う物が有りません」


「あたしは、文学部だ!、ちょびっとは文才が有るぞ」


「協力してくれるんですか?貴子さん」


「おお、良いともさ、悪政には断固抗議するぞって…」


あれ、なんであたしがヒートアップしてるんだ?


あたしと科学部は関係無い筈じゃぁ無かったのか?


そうだよ、科学部がどうなろうが、あたしの知ったこっちゃ無い筈だぞ。それが、なんでこんなに科学部に肩入れしてるんだ?


釈然としない思いを晴らすために、幸の頭を、ぐりぐりと、小突いて見たりする。
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