感方恋薬-知られざる月の館-
「へぇ、どんな事ですか?」

         ★

あたしは、幸を教室に引っ張って行って、今迄の経緯を、これこれ云々説明した。


「あ~それは困りましたねぇ」


相変わらず、ほんわかペースの幸にあたしははっきり言って、脱力した。


「幸、あんた、科学部が無くなったら困らないの?」


「そりゃぁ困りますけどねぇ」


「だったら、早い処、改善案って言う奴を作って、生徒会長に提出しなきゃならないでしょうが!」


あたしの剣幕に幸は動揺するかと思ったら彼のペースは相変わらずの物だった。


「…う~ん、どう考えても無理ですねぇ。万人を納得させなきゃ、ならないんでしょう?」
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